インプラントIMPLANT
自分の歯のようにしっかり噛める「インプラント」
以下のようなご希望がある方はお気軽にご相談ください
インプラントとは?(自由診療)
入れ歯やブリッジと
インプラントの違い
入れ歯 | ブリッジ | インプラント | |
見た目 | 保険の入れ歯の場合、金属のバネが目立ちやすいです。 | 保険のブリッジは銀色の素材を使用するため目立ちます。 | セラミックなどの透明感のある白い人工歯を使用します。 また、金具がなく天然歯のように自然な見た目に仕上がります。 |
噛みやすさ | 噛む力は天然の歯の半分以下です。ズレやすく噛みにくい場合があります。 | 入れ歯よりしっかり固定されるため、比較的自分の歯に近い感覚で噛むことができます。 | ブリッジよりもさらにしっかり噛むことができ、天然歯と同じように硬いものでも好きなものを食べていただけます。 |
ほかの歯への負担 | 部分入れ歯は隣りの歯に負担がかかり、歯の寿命を短くしてしまうリスクがあります。 | 両隣りの歯を削って土台にするので、健康な歯を弱める可能性があります。 | 顎の骨に人工歯根を埋め込むことで骨と人工歯根が結合して固定されるため、周りの歯に負担をかけることはありません。 |
価格 | 350,000円〜(税込) |
インプラントのメリット
インプラントの注意点
顎の骨が薄い方、足りない方への治療
「骨造成」
当院では、顎の骨が少なくインプラント治療が難しい方に、顎の骨を増やす「骨造成」を行っています。
サイナスリフト
上顎の骨が少なく、骨の厚みが5mmに満たない時などに行う骨造成法です。上顎の歯根の上には、「サイナス」といわれる大きな空洞「上顎洞(=副鼻腔)」があります。上顎の骨の厚みが足りないためにインプラントを埋入するとサイナスまで突き抜けてしまう場合に、自家骨(ご自身の骨)や骨補填剤で骨の量を増やすのがサイナスリフトです。
ますは歯ぐきを切開して歯槽骨と上顎洞の粘膜を剥がします。そして歯槽骨と粘膜の間に自家骨または骨補填剤を充填して傷口を閉じたら骨の再生を待ちます。骨の再生が確認できたら、インプラント体の埋入手術を行います。
ソケットリフト
ソケットリフトは5mm以上の骨の厚みがあり、歯1本程度の小さな範囲で手術を行う場合の骨造成法です。インプラントを埋める場所に自家骨や骨補填剤を入れて、インプラントを固定するのに十分な厚さの骨を確保しつつ、同時にインプラントを埋入できます。サイナスリフトと比べて傷口が小さくて済むため、治療期間が短く、腫れや痛みも比較的少ないのが特徴です。
インプラントを埋入したい場所の骨にドリルで穴をあけ、専用の器具を使って骨を増やしたい高さまで上顎洞の粘膜を持ち上げます。その持ち上げたスペースに自家骨(ご自身の骨)または骨補填剤を充填し、同時にインプラントを埋入し手術は完了です。
GBR法
骨誘導再生法(GBR/Guided Bone Regeneration)は、欠損した歯槽骨(歯を支える骨)や顎の骨など骨組織の再生を促す治療方法です。一定量の歯槽骨がある場合に適応できる方法で、骨が不足している部分を特殊な人工の膜で覆って骨を作るスペースを確保し、その中に骨の元になる素材を詰めて新しい骨の再生を促します。
まずはインプラント体を埋め込み、それを支柱にして骨を増やしたい場所に自家骨または骨補填剤を入れます。そして、メンブレンとよばれる異物から守る専用の膜を覆い被せて、骨が再生されるのを4~6ヶ月ほど待ちます。その間、仮の入れ歯を使用します。骨の再生、インプラント体と骨の結合が確認できたら人工歯の装着を行い治療は完了です。
インプラント治療の流れ
Step 01.診査と治療計画
インプラントが可能かどうかを調べるために、検査とカウンセリングを行います。
【問診】
麻酔を使用する外科手術を行うため、全身の健康状態や持病について問診を行います。
【検査と治療計画のご提案】
顎の骨の量や状態を調べます。お口の型取り・レントゲン・歯科用CTの撮影を行います。歯科用CTを使用することで、より安全性の高いインプラント治療が可能です。これらの検査結果をもとに、インプラントができるかどうかをお伝えし、治療計画をご提案します。
Step 02.初期治療
むし歯や歯周病などがある場合は先に治療を行い、お口を健康な状態にしてからインプラント治療を行います。
Step 03.インプラント体の埋入【一次オペ】
局所麻酔をしてインプラント体を顎の骨に埋め込みます。埋め込んだインプラント体が露出するのを防ぐため、歯肉を縫い合わせて傷口を塞ぎます。
個人差がありますが、術後の腫れは2日後がピークです。痛み止めを処方しますので指示通り服用してください。
Step 04.アバットメントの装着【二次オペ】
インプラント体と顎の骨が結合したら一次オペで縫合した歯肉をレーザーで再度切開し、土台となるアバットメントを装着します。
Step 05.人工歯の型取り、仮歯の装着
二次オペで切開した傷口が回復したのを確認し、アバットメントに装着する人工歯製作のためにお口の中の型取りを行います。まずは仮歯を製作してかみ合わせの調整などを行います。
Step 06.人工歯の装着
調整した仮歯をもとに最終の人工歯を製作し、アバットメントに取り付けたら治療は終了となります。
Step 07.メンテナンス
インプラントは治療が終わってからのメンテナンスが大切です。インプラントを長く使用するためにも、ご家庭での丁寧な歯磨きなどのセルフケアと歯科での定期検診を欠かさないようにしましょう。
インプラントのメンテナンスが大切な理由
インプラント周囲炎
インプラントは人工の歯なのでむし歯にはなりませんが、歯周病に似た症状の「インプラント周囲炎」には注意が必要です。
人工歯と歯ぐきの間に汚れが溜まり、歯ぐきに炎症が起きるのが原因です。悪化するとインプラントが脱落することもあります。
その他のトラブルの予防
お口の中は時間とともに変化するものです。かみ合わせのバランスが変わることで、人工歯の割れや欠けが起きる可能性もあります。トラブルを早めに見つけるためにも、定期検診ではかみ合わせもしっかりチェックします。